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KIOKUについて
KIOKUが大切にしているのは、
ただ美味しい料理を提供することではありません。
火の揺らぎや、待つ時間、
誰かと向き合って食事をする、その空気。
そうした一つひとつが重なり合い、
やがて「記憶に残る一夜」になると、私たちは考えています。
派手な演出や過剰な説明はありません。
必要なのは、丁寧に整えられた空間と、
その場に流れる、ゆっくりとした時間だけ。
初めて訪れたはずなのに、どこか懐かしく、
いつかの未来に、ふと思い出される。
KIOKUは、そんな体験のための場所でありたいと願っています。
KIOKUで過ごす一夜は、
この場所、この空間だからこそ生まれる体験です。
京都・宮川町。
芸と文化が息づくこの町の空気に身を置きながら、
町屋という器の中で、夜は静かに進んでいきます。
火を入れ、待ち、香りが立ちのぼる。
すき焼きは、食べることそのものが過程となる料理です。
限られた席数の中で、
ひとりひとりと向き合いながら進む時間。
料理と空間、そして流れる時が重なり合い、
一夜の食事は、ひとつの体験へと結ばれていきます。
ここで過ごすひとときが、
いつかふと、記憶として思い出されることを願っています。
Experience ── 体験
火を入れ、待ち、完成を迎える。
すき焼きは、過程ごと楽しむ体験型の料理です。
限られた席数の中で、
ひとりひとりと向き合いながら進む時間。
料理とともに、一夜そのものを味わっていただきます。
KIOKUの空間は、
長い時間を刻んできた京都の町屋をそのまま器としています。
新しく作り込むのではなく、
そこに残る時間や気配を尊重すること。
生きた苔やアンティークの設えは、
新たな記憶を重ねるための、静かな余白です。
料理と同じように、
空間もまた、体験の一部であると考えています。
KIOKUの料理は、
その時々の旬と向き合うことから始まります。
素材の状態を見極め、
必要以上の手を加えず、
最も美味しい瞬間を一夜の流れに組み込みます。
すき焼きを中心とした献立は、
味だけでなく、香りや温度、
火の入り方までも含めて完成するもの。
料理は主張しすぎず、
空間や時間と調和しながら、
記憶に残る一皿へと結ばれていきます。